04.SP4S推進職場担当者の役割
最も重要な役割を担うのが、各現場(外来、病棟、手術室、検査室、事務室など)の最前線で活動するSP4S推進職場担当者です。
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SP4S推進職場担当者の役割とミッション
科学的P4S活動において、最も重要な役割を担うのが、各現場(外来、病棟、手術室、検査室、事務室など)の最前線で活動するSP4S推進職場担当者の皆さんです。いろいろな呼び方がありますが、各職場でSP4Sを推進する役割の職員です。
皆さんの役割は、上からの指示で掃除をすることではありません。「自分たちの職場を、自分たちの手で、科学的に(データに基づいて)働きやすく変えること」がミッションです。
1. SP4S推進職場担当者の定義
統括責任者やプロジェクトリーダー(実質的には推進チーム)が策定した全体方針(フィロソフィー)に基づき、担当する各職場において、実際の改善活動(整理・整頓・清掃・清潔)を主導・実行するチームです。
2. 主な役割と具体的アクション
① 科学的な「現状診断」 感覚や経験だけで判断せず、客観的なデータで現状を把握します。
• 定点撮影: 活動前の状態(Before)を写真や動画で記録し、リスク箇所やムダな動きを客観視します。
• データ計測: 探し物に費やしている時間や、無駄な歩行距離(動線)、在庫量などを数値化し、「何が問題か」を可視化します。
② 徹底的な「整理(Seiri)」の実行 「要る・要らない」の判断を主導します。
• 赤札作戦の実施: 「いつか使うかも」という感情を排し、一定期間(例:1ヶ月)使われていないモノに赤札を貼り、物理的に隔離します。
• 在庫の適正化: 勘に頼った発注を止め、データに基づいて「必要なモノを、必要な量だけ」残す決定を行います。
③ 安全と効率を両立する「整頓(Seiton)」の構築 使いやすさと安全性を考慮した配置を行います。
• 3定の徹底: 「定位(置き場所)」「定品(置くモノ)」「定量(量)」を明確にし、誰が見ても分かる状態(表示・標識)を作ります。
• リスク低減: 重いモノを下に置く、類似薬を離すなど、ヒューマンファクター工学(人間が間違えにくい仕組み)の視点を取り入れた配置に変更します。
④ 改善サイクルの回転(仮説・検証) 一度決めた配置が正解とは限りません。
• スモールスタート: まずやってみて(仮説)、使いにくければすぐに修正します