Sep 28 / KAWANO Ryutaro

(株)NSD主催 Clipユーザー会講演会

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2023年9月28日木曜日、(株)NSD主催のClipユーザー会講演会で遠隔講義を行いました。80名を超える医療安全の関係者に聞いていただきました。
今回の講演内容は、演題にあるように「自分たちでできる 儲かる『科学的P4S活動』の勧め」で、従来の5S活動の問題点を解決した5S活動について解説しました。

日本の病院の約70%は赤字経営

2023年に、日本病院会などが行った「医療機関経営状況調査」では、

・医業利益、経常ともに赤字病院の割合が前年度より増加している。
・医業利益の比較では、2021年度、2022年度ともに赤字病院の割合が7割を超えている。2022年度の赤字病院割合は2021年度より3.5 ポイント増加している。
・経常利益の比較では、赤字病院割合が2021年度より 8.3ポイント増加している。
・経常利益からコロナ、物価高騰関連補助金を除くと2021年度、2022年度ともに赤字病院の割合が約7割となる。 2022年度の赤字病院割合は2021年度より 4.4ポイント増加している。
・医業収益と医業費用の比較では、費用の伸びが収益を上回っている。
・電力、ガス等の水道光熱費が前年比で4割以上増加している。

ということで、赤字病院の割合が7割超えで、補助金がなければ殆どの病院が赤字経営、ということでした。

赤字問題を解決する方法について3つの提案

この赤字問題を解決するために、

解決策その1:科学的P4S活動
解決策その2:連合軍を組んで取り組む
解決策その3:医療安全全国共同行動

の提案を説明しました。

筆者の提案:「科学的P4S活動を、医療安全全国共同行動で実行すること」

科学的P4S活動の、Pはフィロソフィーの「P」です。病院職員が病院の組織目的を達成するために共通に持つべき信念や考え方のことです。
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