KAWANO Ryutaro

JFEエンジニアリング株式会社 ヒューマンエラー講演会

2022年11月11日、JFEエンジニアリング株式会社Jエンジニアリング統括室主催の「ヒューマンエラー防止・組織風土改革講演会」で、ヒューマンエラーメカニズムや対策の考え方、そして、安全文化などについて講演しました。

ハイブリッドでの開催

コロナ対応のために、会議室(約10名)+TEAMSによるリモート配信(社内約200名)となりました。
14:00-16:30(2時間(休憩含)+質疑応答30分)の長時間の講演でしたが、会議室での参加者のみなさんは全員、積極的で、質疑応答でも重要な質問がありました。

講演内容 ヒューマンエラーの基礎知識
~ 人は正しい(合理的)と判断して行動する ~

要約
人は正しい(合理的)と判断して行動している。それなのに、間違った行動(エラー)が起こるのはなぜなのか?
これは、事故、不祥事等、様々なケースにあてはまり、人間の行動メカニズムを理解すれば、これらのエラー対策が可能になり、事故・不祥事防止や組織のパフォーマンスの最大化をすることができます。
本講演では、科学的な視点から、ヒューマンエラーと行動モデルを説明し、エラーをおこす人間の判断に影響を及ぼす要因を明らかにする。そして、ヒューマンエラー防止のために、どのような行動、環境、組織風土が必要かを、講演者の経験・研究結果をもとに学んでいきます。

訴求ポイント

講演の中では、次のことを説明しました。
  1. すべては人間の判断と行動の結果である
  2. ヒューマンエラー原因ではなく結果である
  3. 会社の不祥事は判断の結果である
  4. 判断と行動の理解のための行動モデル
  5. エラー対策の発想手順(GUIDE)
  6. 正しい判断を促す組織文化の醸成こそ、リーダーの責務である

偶然、社長と名刺交換

講演後、環境本部エンジニアリングセンター長さんたちとの懇親会に参加しました。偶然、隣の部屋で代表取締役社長が別の懇親会に出席されており、名刺交換をさせていただきました。講義の中で「トップリーダーが本気になって安全に取り組んで欲しい」と強調したことを伝えました。
明るく気さくな人柄という印象でした。ぜひ、LEADER(講義の中で意味を説明しました)として全力で取り組んでいただきたいと思いました。

JFEエンジニアリング(株) 環境本部 エンジニアリングセンターの事業内容

ごみ焼却施設の建設・運営事業における設計部門であり、ゴミ焼却システムやそれに付随する発電システムのエンジニアリングを行っている会社です。
ごみ処理問題は非常に重要な業務です。私は、トップが企業理念、行動規範、行動指針の重要性を繰り返し伝えることが重要だと主張しています。ぜひ、トップが自ら、会社の社会的使命の重要性を機会あるごとに社員に伝え、また、社員も会社は何のために存在するのか、また、自分は何のために働いているのかを自ら考えるようにしていただきたいと思います
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