2022年11月14日、大阪府看護協会で認定看護管理者サードで講義をしました。30名を超える受講者でした。熱心に講義に耳を傾けていただくことができました。
(注)受講者はマスクを外していますが、これはこの写真のために一時的にマスクを外してもらったものです。(ご協力ありがとうございました。→ 受講者様)
認定看護管理者のサードコースは、将来の看護部長、副院長クラスの仕事を担う人のための研修です。組織はトップで決まります。
トップが目を三角にしていたら、恐らく、部下はあまりいい気持はしないでしょう。逆に、トップが明るく笑顔で行動すれば部下の気持ちも明るくなると思います。今回の受講者は写真で分かるように明るい感じがしました。将来の病院や医療機関の雰囲気は明るく楽しくなるでしょう。仕事をするなら楽しくやる方がいいですからね。
看護部長などのトップのやるべきことはたくさんあります。講義の中でも話をしましたが、不幸にも院内で医療事故が発生した場合、トップが身に付けておかねばならない知識はとてもたくさんあります。また、災害が発生した時にはロジスティクスの知識も必要です。緊急時の人の心理やその職員を落ち着かせるにはどうすればいいか、というリーダーとしての知識や実践技術も必要です。トップがガタガタだと組織全体もガタガタになります。ぜひ、今回の研修だけでなく、今後も積極的に勉強を続けていただきたいと思います。
自己利益を優先する人はリーダーになってはいけない、と私は確信しています。講義の中では触れることができませんでしたが、これから組織のトップやリーダーになる人にぜひ、読んでいただきたい本があります。それは、西郷隆盛の言葉を記録した「西郷南洲翁遺訓」という本です。いろいろな解説本がありますが、どれでもいいので読みやすいものを手に取って読んでみて下さい。リーダーとして必非常に重要な考え方が書いてあります。リーダシップに関する理論の本よりも重要で本質的なことが書いてあります。