KAWANO Ryutaro

パラマウントベッド東京(本社)ショールーム

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このベッドは外国製のものでしたが、今後、ロボットのようなベッドが開発され、病院では転倒・転落防止のために、画像解析、人工知能による診断などと組み合わされて使われるような時代になると思いました。
(注:この製品は手動)
2023年1月23日月曜日、パラマウントベッド株式会社東京(本社)ショールームに、いろいろなベッドの見学に行ってきました。
ベッドメーカーだけに、たくさんの種類のベッドが展示してありました。

転倒転落防止

今回、私がベッドを見たいと思った理由は、これから日本は超高齢化社会がやってきます。その影響はすでに医療の現場に及んでいます。具体的には、転倒転落事故の増加です。
現場の看護師さんは、転倒転落防止のために一生懸命に取り組んでいますが、高齢者が増え、それに伴い、認知症の人も増え、その一方、スタッフの数は限られているので、その苦労は大変なものです。
人間としての尊厳を重視するために拘束は最小限にかぎられています。私が現場で働く看護師さんと話をしていて驚いたのは、「病院のベッド柵をすべて上げる」と、これも拘束になるということでした。

厚生労働省「身体拘束ゼロへの手引き」より

  • 徘徊などの予防として、ヒモを使ってベッド・車椅子などに胴・手足を縛る
  • 転落を防ぐため、ヒモを使ってベッド・車椅子などに胴・手足を縛りつける
  • ベッドの周囲を柵で囲むなどして、自力でベッドから降りられないようにする
  • 点滴やチューブを自分で抜かないように、手足をベッドなどに縛りつける
  • 点滴やチューブの抜き取り、あるいは皮膚のかきむしりを防ぐため、ミトン型の手袋をかぶせて指を動かせないようにする
  • 車椅子・いすからの転落や立ち上がりを防ぐため、ベルト・テーブルをつけて車椅子・椅子に縛りつける
  • 自力で立ち上がれる高齢者を、座面が大きく傾いている椅子に座らせるなどして、立ち上がるのを妨害する
  • 衣服やおむつを脱ぐのを防ぐため、自力では着脱が難しい衣服を着せる
  • 周囲に迷惑をかけないように、ヒモを使ってベッドなどに胴・手足を縛る
  • 落ち着かせるために向精神薬などを過剰に使用し、強制的に安静にする
  • 鍵のかかった部屋など、自力で脱出できない部屋に閉じこめる
写真 スマートベッドシステム
  1. ベッドサイド端末に患者情報を集約・表示
  2. スタッフステーションでも患者情報を表示・確認
  3. 電子カルテシステムや機器と情報連

(参考:第11回 医療の質・安全学会学術集会 奨励賞 受賞)
写真 患者の状態を検出するための体動センサーマット
写真 病院の状態を監視するためのカメラシステムとベッドセンサーをベースにした患者の状態表示システム
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