慶友整形外科病院では、2021年12月から館林市邑楽郡医療安全地域連携協議会(略称:館邑メディカルセイフティ)を発足させ、地域で医療安全に取り組んでいます。
慶友整形外科病院では、「まごころをこめて整形外科専門病院として安全で質の高い医療をおこなうとともに地域の健康向上に寄与いたします」を病院の理念として掲げており、医療安全と質の高い医療は地域で取り組むべきであるとと考えています。
そこで、発足したのが「館邑メディカルセイフティ」です。
設立趣意書では、「館林市邑楽郡医療安全地域連携協議会(以下「館邑メディカルセイフティ」という。)は、館林市邑楽郡における医療安全について各医療機関が連携し、質を向上させることにより、その分野において地域に貢献することを目的に設置いたします。」で呼びかけが行われました。
当初の活動は、慶友整形外科病院病院長特別補佐としての私が、定期的に講義をして「ヒューマンファクター工学に基づくヒューマンエラー事象分析等を行えるようにしよう」ということでした。
このために「各医療機関における医療安全及び感染対策の活動計画の作成と評価や委員会の活動計画策定、職員研修の実施、各部署の活動状況の評価等を目的としたカンファレンスを毎月開催します。」ということで、カンファレンスはZOOM等も活用して参加しやすい体制を構築しています。
そして、「その活動の結果を共有することにより、各医療機関が効率よく医療安全に取り組めるようシステムを構築します。そのシステムは、各病院長の指示のもとに動くものとすることにより、各医療機関が一致団結して活動できるものとします。」というものでした。
2021年12月22日にスタートし、これまでに15回勉強会(キックオフを含めると16回)を実施しました。
2023年度からは、科学に基づく5S活動を中心に取り組んでいくことを計画しています。
また、ZOOMを使って講義をしていますので遠隔講義に参加希望の医療機関にも配信していくことも検討しています。