KAWANO Ryutaro

東海北陸厚生局主催 令和4年度 医療安全に関するワークショップ(討議プログラム)

この研修は、専門業者の力を借りず「厚生労働省東海北陸厚生局 健康福祉部 医事課スタッフだけ」で遠隔研修が行われました。

2022年12月15日木曜日、東海北陸厚生局主催の令和4年度 医療安全に関するワークショップ(討議プログラム)が開催されました。約40名の医療関係者が受講しました。
遠隔によるワークショップで、ヒューマンエラー事象分析手法:ImSAFER分析Basicコースの実習を通じて、グループによる討議を行いました。

東海北陸厚生局のホームページ
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/tokaihokuriku/photo/iji20221208_1215_00001.html

業者支援なしの遠隔グループワーク

今回のワークショップで特徴的だったのは、遠隔による分析実習を通じての討議であり、その運営が「東海北陸厚生局職員により実施」されたことでした。
私の関係した遠隔によるグループワークは専門業者による運営で行われていましたが、今回は専門業者の技術的支援なしで、職員だけで運営されました。
驚くべきことに、専用の光ファイバー回線がなく、Wi-Fiでインターネットへの接続が行われました。そのため、動画の配信に問題がありましたが、職員の手で問題が解決され、今回の運用に至りました。

ファシリテータなしの参加者自身のグループワーク

また、これまでの分析実習は各グループにファシリテータが配置され、ファシリテータによるパソコンへの入力や画面の共有などの操作が行われていましたが、今回は、参加者自身がワークシートに記入したり、画面の共有が行われました。参加者の遠隔研修に対する技術レベルが高いことも特徴的でした。
さらに、参加いただいた受講者の積極的な協力があり、途中でちょっとしたトラブルもありましたが無事、終えることが出来ました。
分析のやり方について、最初はどのようにシートに記入してよいか分からない様子も見られましたが、回を重ねるうちにコツを理解していただき、終わりの方では私のアドバイスや介在もほとんど必要ありませんでした。
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